くじらをたべよう

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This article was written on 19 8月 2012, and is filled under くじらのおりょうり.

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僕が最近スーパーで鯨食品を買わなくなったわけ

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僕が最近スーパーで鯨食品を買わなくなったわけくじらをたべよう

ちょっと最近、近所のスーパーで売っている鯨ベーコンやさらし鯨に手が出せなくなりました。
別に、鯨を食べるのに飽きたというわけではなくて、考え方が変わっただけなんですが……。


泉銀さんの鯨ベーコンを岐阜の地酒「鯨波」でいただく

泉銀さんの鯨ベーコンを岐阜の地酒「鯨波」でいただく

久しぶりの更新で、「なんだここの管理人は。『くじらをたべよう』だなんてサイトを運営しながら、『鯨を買わなくなった』ことを記事にするのか」と思われたのなら、まずお詫びいたします。
しかし、そういう意味では全くなく、単純に近所のスーパーで購入するのをしばらくやめようと思っているだけで、別のところで買おうと考え始めただけの話なんです。

うまい鯨が食べたいわけで

なぜ、そんなややこしいことを考え始めたのかといいますと、アイキャッチの写真の鯨ベーコンに出会ったことが、僕にいろいろと考えさせてくれる機会を与えてくれたからです。
普段の僕は、鯨を食うことは大好きなのですが、基本的に近所のスーパーで買った鯨ベーコンやさらし鯨を食べて、「ああ美味しいなぁ」と食べた気になっていたわけなのですが、今回食べた浦安魚市場の泉銀(いずぎん)さん(いやむしろ漁港の方を見ていただいたほうがわかりやすいかもしれないですね)から取り寄せた鯨ベーコンを食べた時に、「果たして僕は、普段食べているものが、本当に美味しいと感じていたのか?」と、いろいろ考えさせられてしまったわけです。

では、「普段食べている、スーパーで買った鯨が美味しくない」ということなのか?
いえ、決してそういうことではありません。「鯨はおいしいもの」です。
そして、「とてもむずかしく、貴重な食べ物」でもあると思っています。
「とてもむずかしく」とはどういう意味なのかといいますと、自分で調理するには、他の食材と比較すると、やはり難しいと思うのです。

鯨食品の多くは冷凍されてきますから、うまく解凍ができないと、ベーコンでも赤身でも、食べていて残念な気持ちになってしまいます。
そんな気持ちで食べていては、やはり鯨に対して申し訳なく思ってしまうので、いろいろと試行錯誤して、手をかけて、美味しく食べられるように調理の仕方を覚えていく必要があるのです。
知識はインターネットでして知ることはできますが、実際に手をかけてみると、これがなかなかうまくいかない。
結局は試行錯誤をして行かなければいけないようです。
他にも、何が美味しいかや、どうやって食べたら美味しいかなどというアドバイスは、近所のスーパーでは得られそうにないなど、初心者向けではない食材だなぁと、普段から思っていたわけです。

でも、やっぱり、自分が美味しいと思うものを食べたいと思うわけで、そんなことを考えていた時に、この鯨ベーコンに出会いました。

鯨の肉の味がするベーコン

普通の鯨ベーコンと比較すると、縁に色がついていなかったり、畝の部分があまり白くなかったり、違いがいろいろあるのですが、一番ちがうのは味です。

泉銀さんの鯨ベーコンの届いた状態。

泉銀さんの鯨ベーコンの届いた状態。

こんな感じでブロックで届くのですが、下手なりに包丁で切って食べてみると、素材の味を大事にしているというか、他のベーコンを食べ慣れていると、若干物足りなさを感じますが、その分クジラの肉の味を堪能することができて、「ああ、肉を食っているのだな」と納得できる味でした。
肉質は固めです。慣れないと顎がつかれるかもしれません。
でもパサついているわけではなく、しっとりとしていて、飽きのこない食感なのです。
普段はチルドルームに入れておいて、二、三切れずつ切ってケチ臭く食べていたのですが、結局我慢できなくて、あっという間になくなってしまい、「近所のスーパーで買うよりも、自分がうまいと感じたものを買って食べたほうがいいよなぁ」と、そんなことを思った次第です。

どうせなら美味しい物を食べたい

今までは、「自分の身近で手に入るもので我慢するしかないかな」と、そんなふうに思っていたのですが、やはり自分が求めるものは自分で探していくしか無いのかなと、最近思うようになりました。
例えば、スーパーで野菜を買うとします。
僕は正直言って、おいしい野菜というものを、あまり食べた記憶がありません。
でも、恐らく生産者の方々のところまで出向いて、収穫したてのとうもろこしなどを茹でて食べさせてもらったら、「こんなにうまいものだったのか!」と感じると思うんですよね。
魚にしても、同じように、地の魚を、腕のいい板前さんに調理してもらったものを食べたら、感じることも多いと思います。
もちろん鮮度のこともありますが、ちゃんと知っている人が扱った食べ物のほうが、多分食べて幸せになれるじゃないかと思うんですよね。
多分それは、食品トレイにのっている鯨ベーコンよりも、自家製の鯨ベーコンのほうが美味しかったことにつながってくるような気がします。

まあ、そんなことを言いつつも、今日は今日でスーパーの前ではアイスランド産ナガスクジラのベーコンを手にとって、買おうかどうしようか迷ったりしているのですが、来週の日曜に泉銀さんから届くツチクジラの南蛮漬けのことを思い出して、思いとどまったりしてました。
まあ、そのあたり僕はどうしようもなく優柔不断なのですが、やはり美味しい物を食べようと思うと、食べるもの一つ一つにこだわって行かなければいけないのかなと、そんなふうに思いました。

これは、鯨にかぎらず、食べ物全てについて言えることで、安全さや美味しさを求めていくのであれば、お金はもとより、食べる人も考えて、調べて、求めて行かなければいけないのかもしれないです。


※泉銀さんの鯨ベーコンに関しては、こちらから問い合わせれば、恐らくいろいろと分かると思いますので、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

このサイトへのお問い合わせは、 こちらからメールでお願いいたします。