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Twitterのクジラはこうして生まれ、進化を続けている(かもしれない)

最近はあまり見ることもなくなりましたが、Twitterを利用していると時折画面に現れたクジラさん。
「Fail Whale(失敗鯨)」なんて呼ばれちゃってますが、このクジラの生みの親は、その名前にちょっとガッカリしているようです。


アイキャッチの画像は
「This is not a Whale.」より借用。

Twitterのクジラの誕生秘話は、既に多くの人達がご存知だとは思いますが、念の為に紹介しますと、クジラの本当の名前は「Lifting Dreamer」といい、最初の案ではクジラではなく象だったようです。(以下の画像はコチラから借用

Lifting Dreamer
Lifting Dreamer

デザイナーはイイン・リューという方で、それが今の形になったわけですが、ツイナビにこんな記述があります。

“Lifting a Dreamer”はもともと、鉛筆でゾウを描いたものだったんです! 故郷の友達のために、また私の参加できないイベントに送って、せめてみんなが見て楽しめるグリーティングカードを作りたかったんです。
自分のホームページにこの画像を載せましたし、また出席できなかった誕生日会や卒業式やパーティーがあったときにMSNで友達や家族に画像を送ったりしていました。

実のところ、私は大きな願望を持っていました、それはこの象のようにとても重かったんです。鳥たちはわたしの自由の精神と希望を表しています。
2007年のはじめ、ロンドンでの交換留学からオーストラリアに帰国した後、私は「鳥が象を持ち上げる」イラストに手を加え、ゾウをクジラに変えました。これは当時私がニューサウス「ホエールズ」* に住んでいたからなんです。

* New South Wales州はオーストラリア南東部の、シドニーがある州。WalesとWhalesをかけている。

それでTwitterのクジラのデザインが生まれたわけですが、その出現条件がTwitterのサービスが不調なときに限られるためか、「Feil Whale」という残念な名前をユーザーに付けられてしまい、少々がっかりしているようです。
海外速報部ログ」というブログでは、以下のようなデザイナーのコメントが記載されています。

「この絵を技術トラブルのしるしとしてではなく、トラブルでできたちょっとした時間をゆったりリラックスしてすごそう、というサインだと思ってほしい」と言ってます。

そのことを知ってか知らずか、一部のユーザーはこのクジラをモチーフで好き勝手に遊んでいるようで、それが多くの他のユーザーの目に止まって、更に別のものと掛け合わされて進化(?)が続いているようです(以下の画像はNAVERから借用)。

進化したTwitterクジラの一例
進化したTwitterクジラの一例