くじらをたべよう

いろんなくじらやいるかのわだいをぜんぶおいしくいただきます

くじらのざつがく

「ジラ・パワー」とはなんぞや?

あんまり知られていないことですが、鯨には、その驚異的な身体能力を支える様々な特徴がありまして、その一つが、鯨の身体に含まれる様々な栄養素だったりします。
そして、その研究が進んだ結果、疲れやすい現代人に最適な健康食品が出来上がりました。

※アイキャッチ画像は「鯨専門店 まるげい」様の楽天ショップより借用しました。

健康食品といいますと、効果がある程度認められてかなり浸透したものから、誇大広告で販売会社がお世話になるようなものまで、様々な種類がありますから、健康食品イコール本当に健康に良い物とは、必ずしも言いがたいところはございます。

ですが、鯨の肉には疲労に強い体を作る「バレニン」を始め、様々な栄養素が豊富に含まれており、以前から研究が進められていた食材でした。

鯨肉抽出物のバレニンに抗疲労効果

新薬開発研究所はこのほど、日本鯨類研究所/が提供した調査副産物(ミンククジラの赤肉)を使って、鯨肉抽出物のバレニン成分に抗疲労効果を有する可能性があることを検証した。詳しい内容は雑誌「食品と開発」(41号)に「鯨肉抽出物(バレニン含有)摂取による抗疲労効果」とのタイトルで論文として掲載されている。

鯨肉にはビタミンAが豊富に含まれている上、極めて低脂肪。牛肉、豚肉、鶏肉と比べてタンパク質が多く、コレステロールの含有量は少ない。そのため心筋梗塞や虚血性心疾患にかかりにくくなり、生活習慣病の予防にも効果がある。また他の肉と比べてアレルギー症状を起こすことが少ないため、食物アレルギーで食事療法をしている人にとっては重要なタンパク源となる。

鯨肉には血液サラサラ効果の高い不飽和脂肪酸のDHAやEPAのほか、鉄分や美容に良いコラーゲン、軟骨を作るコンドロイチンが豊富に含まれることは分かっていたが、バレニンは持久力アップや疲労防止、活性酸素の減少(老化を防ぐ)に威力を発揮する。

疲れたら休んでしまう人間と違って、クジラやマグロあるいは渡り鳥のように、休むことが許されない生き物の『元気の源』を追及したところ、バレニンに行き着いた。

日本捕鯨協会の記事より引用

上記の記事は水産タイムズの2006年の記事ですが、鯨の肉にはバレニン以外にも様々な栄養素が含まれていることがわかります。
研究が進めば、更に新しい健康食品が出来上がることでしょう。

お仕事が忙しくて、最近疲れ気味の方は、ぜひ一度お試しください!