くじらをたべよう

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This article was written on 29 11月 2011, and is filled under ばんがいへん.

近況報告

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近況報告くじらをたべよう

管理人の福田へたれです。
長々と放置しててすみません。
サーバーの準備やら、生活費を稼ぐための内職やら、新しい資料を読んだりするやらで、いろいろとバタバタしています。
でも、ちゃんと再開しますので、もうしばらくお待ちください。

さて、しばらく放置してしまっていたので、ちょっと近況報告をさせていただきたいと思います。

くじらとーく(只今絶賛移行作業中)」とこの「くじらをたべよう」が、とあるトラブル(別にどこかの機関の攻撃にあったというわけではなく、純粋に僕のミスなのですが)で、サイトの更新が難しくなって、急遽移転をすることとなって、「いっそのこと、最初から作りなおしたほうがよくないか?」と思いつつ、といっても何かアイデアがあるわけでもなく、なかなかドメインを新しいサーバーに移すキッカケがつかめずに、ずるずると時間がたってしまっていたんですね。

その間、僕は何をしていたのかというと、水産関係の方のお話を聞いてみたくて、Facebook経由でお知り合いになった方々の話を読ませていただいたり、相変わらず貧乏なので図書館で借りてきた本を読みつつ、Twitterでメモを残したりなど、そんなことをしていました。

その間に、Twitter経由でお仕事を頂いたり、鯨友の会に申し込んだり(貧乏といいつつそれは忘れていなかったらしいw)、仕事で新しいCMSの研究をしたり、体調を崩して寝込んだりなど、まあ忙しかったわけです。

そんな中、幾つか収穫があったのですが、中でも一番大きな収穫は、「それでもぼくは肉を食う」という本を読んで、いままで疑問に感じていたことが氷解したことです。

※上のまとめはその読書メモです。著作権的にグレーなところもあるので、ひょっとすると無くなるかもですが、その時はご了承下さい。

僕は捕鯨問題について、当初は先鋭的な環境左派がもたらす、極端な活動の結果にすぎないと考えていました。非常に主観的な考えですが、そう考えていたんです。

ですが、その中には政治的な問題や価値観や伝統の問題、そして人種差別に纏わる問題など、様々な問題が複雑にからみ合って、現在の捕鯨問題が形作られているという客観的な感想を抱くようになりました。

「捕鯨問題の歴史社会学」「くじらの文化人類学」「ものと人間の文化史 イルカ」「クジラと日本人の物語」「シーシェパードの正体」「エコ・テロリズム」など、様々な本を読んで自分なりに考えて、動物愛護やエコテロリズムについて様々な疑問が湧いてきたころに、この「それでも僕は肉を食う」に出会いました。

この本は、動物愛護活動というものが、実は様々な矛盾を含みつつも、人間としてある意味当然のことをしているに過ぎないということを気づかせてくれました。
つまり、彼らもまた正しいことをしているんですね。
ただ、客観的に見ると、矛盾ばかりで、迷惑この上ないことではあるのですが、人間という生き物自体が矛盾や理不尽を心に内包している存在ですから、ある意味仕方が無いんです。
革ジャンや毛皮のコートを着て、肉を食べ、それでも愛犬の健康に気を使い、隣の家の猫が自動車事故にあったら同情したり悲しんだりする。それが人間という生き物なんです。
だから、実際にイルカを見たことがない人でさえ、ザ・コーブを見たら「これは許せない!」と思ってしまうんですね(特に動物が好きな人ほど、そういった気持になるでしょう)。

問題は、そういった考えが先鋭化(つまり「突き詰め過ぎてしまった状態」のこと)していくと、やがてそれは犯罪やヘイトにつながり、多くの反感を買うようになります。
これもまた、人間という生き物としては仕方が無いことなのですが、この心理を特定の活動に利用するために、扇動する人たちがいるということは、しっかりと注意し、そういう活動に利用されないようにしなければいけないことも事実です(これは海外の団体だけではなく、国内の団体にも言えることです)。

このように、反捕鯨団体の活動原理は、実はどんな人間にも存在することを「それでもぼくは肉を食う」は教えてくれました。
つまり僕も、ひょっとすると「イルカ漁反対の署名」をインターネットで募集するような、そんな人間になっていたかも知れない。
そう考えると「まあ、これはそう簡単に解決する問題ではないよなあ」と、一種の諦めみたいな気持ちになってきますが、その分気持ちは楽になりました。

僕だけが考えてても仕方が無いことなのです。

みんながみんなで、みんなの立場で考えればいいことなのです。

そんなこともあって、最近は捕鯨の本よりも、動物の権利の本や動物愛護法の本を読んでいたりします。
批判するだけでは、何も解決しないので、もうちょっと相手のことを理解しようと思います。

じゃあ、このサイトや「くじらとーく」はどうなるのか?
もちろん、この先も続きます。
捕鯨や鯨類のことをもっと知りたいですし、僕にはそれをしなければならない義務があると思っています。

日本の捕鯨政策や鯨類の研究は、多くの人に理解されていないように思えます。
僕自身も全容を知っているわけではありませんし、全てを肯定的に受け入れられるかというと、そうでもありません。
そういったことも含めて、もっと多くのことを調べ、まとめ、皆さんに読んでいただけるようなサイトを、作っていきたいと思います。

もっとも、管理人が四十路のおっさんで、なおかつ頭の出来もよろしくないので、なかなか先に進めないこともありますが、時々覗きに来ていただけるとありがたいなあと思います。

追伸:

テキサス親父公式サイトSHUNさんが、僕のサイトを紹介してくださいました。
本当にありがたい事です。
お気遣い感謝します。

恐らく、多くの人がそちらから来てくださると思いますので、せっかくなので、観ていただきたい動画を紹介したいと思います。

まず、動画が埋め込めなくてYouTubeでご覧頂きたいのですが、フェロー諸島の追い込み漁や鯨料理を紹介している動画です。シー・シェパードは彼らを殺戮者呼ばわりしますが、皆さんには、彼らの生活をどう感じますか?

次に、ザ・コーブで話題になった、和歌山県太地町を舞台にした短編ドキュメンタリー、「太陽の町~黒潮と鯨と」です。
同じ町でも、撮影趣旨が変われば、こんなに穏やかな映画にかわります。

最後に、南極海で鯨をとっていた頃の日本の捕鯨船の動画です。
少々長い動画ですが、もしよろしければ御覧ください。
こんな過酷な世界で、調査捕鯨は行われているのです。

それでは、またいつか……。

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