くじらをたべよう

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奇跡から15年

イルカのラボちゃん15歳誕生日
イルカのラボちゃん15歳誕生日

このサイトは「くじらをたべよう」ですから、食べる話ばかりだと思われたかも知れませんが、食べない話がかなり多くなっています。今回もとある水族館のイルカのお話です。

アイキャッチの画像は福井新聞の当該記事から引用

ほんの少し前の話ですが、越前松島水族館という福井県の水族館で一頭のイルカが15歳の誕生日を迎えました。
そのイルカの名前はラボといい、15年前にとても大きな事故に巻き込まれて、一時は命の危険も心配されました。
しかし、周囲の多くの人達の努力の甲斐もあり、無事に15歳の誕生日を迎えることができました。
以下、ニュースの引用です。

ロシアタンカー重油流出事故の際、奇跡的に救出され坂井市三国町の越前松島水族館で飼育されているイルカの「ラボ」が26日、15歳の誕生日を迎えた。水族館には同市の市民劇団「虹の会」子ども劇場の子どもたちが訪れラボを祝福した。

1997年の事故では同水族館の海水プールにも重油が流れ込んだ。当時生後6カ月の赤ちゃんだったラボは生命の危機にさらされていたが、神戸市の水族館まで移送され無事救出。現在では越前松島水族館イルカショーの主役を務めるまでに成長した。

同劇場が、来年2月にラボの救出劇を基にしたミュージカルを上演することからラボをお祝いすることを計画。この日は、同劇場の子どもら約50人が、ラボの出演するイルカショーを見学した。子どもたちは、ショーが始まる前にはバースデーソングを歌い、終了後はトレーナーに花束とプレゼントを手渡しラボの誕生日を祝った。

その後、同水族館の鈴木隆史館長が「移送する時にショック死してしまうのではと思っていた」などと当時の様子を振り返り、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。

この日初めてラボを見たという道間智美さん(雄島小1年)は「かわいかった」と笑顔で話し、中山侑香さん(加戸小6年)は「事故の時は大変だったんだなと思った。当時の大変さを思いながら劇をしたい」と話していた。

最近では、とある映画の影響か、「イルカのショーは虐待だ」という意見が時々聞かれます。
水族館や動物園のあり方を問題視する人もいるようです。
でも、中には「ラボ」の様な存在もいます。
人の手によって救われる生物も数多く存在します。
そういうことも、忘れないで欲しいのです。